2019年3月29日

【後編】これからのアップガレージの話をしよう|社長×新卒

2019年に4月にアップガレージは20周年を迎えます。

20周年特別企画として、経営陣×メンバーの鼎談インタビューを全4回に分けて公開します!

アップガレージのこれまで
石田社長×山中・石井【前編】【後編
アップガレージのこれから
河野さん×山崎・佐藤【前編】【後編

 

これからのアップガレージの話をしよう

 

 

山崎:今までのアップガレージの歴史の中で個人的に辛かったことは何ですか?そのときはどのようにして乗り越えましたか?

 

河野:ない。

 

山崎:ないんですか…!

 

佐藤:ピンチになったときの乗り越え方とか…

 

すごいと言われる野球選手だって打率3割、7回失敗してる

河野:ピンチをピンチと思わないんじゃないかな。いや、大変なことは毎日あるけど大変だってわかってるし、楽な選択と大変な選択があったら大変な方に行こうと思うし。うーん、何かピンチあるの?

 

佐藤:ピンチ。いっぱいあるんです。お客様とも、スタッフとも、コミュニケーションが大切なひと対ひとの仕事なので。お客様に対して失礼がないように動こうとしているんですけど、どうしてもミスが出てしまい…そういう時の立ち直りが難しいです。

 

河野:なるほどね。でも失敗はみんなするし気にする必要ない。チャレンジする上で失敗することは当たり前。すごいと言われる野球選手だって10回打席に立って3回ヒット打ったらすごいと言われるんだよ。7回失敗してる。

 

山崎:打率3割はすごいです…。

 

河野:そう、僕らだったらもっと失敗するでしょう。

あと、僕は中途入社だけどアップガレージに入社させてもらった時に思考の変換をさせてもらった。石田社長に「恥をかけ」と言われた。大企業は減点主義なのでミスに対しての怖さってすごいあった。こういうミスしたら出世とか給料に響きますよ、っていうのが8年間働いていたから身についていて。

でも「失敗はしていい、むしろ失敗して、みんなに笑われるくらいの恥をかかないと成長しない」と。それが自分のなかで大きな転換点だった。

 

 

それまで「失敗しないようにしよう、お客様に変なことを言ってクレームになったらどうしよう」とか思っていた。けど自分がお客様のことを考えて伝えて、その伝わり方が悪かったら言い方を直せばいい。

そのやり方をしたら失敗することが分かれば、それをやらなければいいし、ひとつ成長すると考えればいい。ミスは自分のプラスになると思うと、ミスはしたほうが良い。

 

 

だから、僕はミスに対して怒らない。同じミスや言ったことをやらなかったことに対しては怒るけど。それ以外は全然。失敗しなかったことはチャレンジしていないことと一緒。

 

山崎:店舗だと自分のミスがお客様に直結してしまうので、自分の不甲斐なさに悔しくなります。フォローしてくれるメンバーにも申し訳ないな…と。

 

河野:でも、みんな通る道だし。

例えば、自分が商品知識を覚えてお客様に伝えたら買っていただけるかもしれない。努力が成果に出やすくない?これがだんだん仕事が複雑になってくると、努力しても成果に繋がらなくなってくる。

動かす人が多すぎて、思っていることややりたいことが素晴らしかったとしても、コミュニケーションエラーによってうまくいかない複雑さが出てくる。自分の至らなさを感じることはたくさんある。努力したことが成果に出る若手だった頃の方が楽だったなとは思う。

 

でもそれはしょうがないよね。1やったら1成果が出るのは若手。1やってもほぼうまくいかない難しさであり、楽しさかもしれないと思うから、いろんなチャレンジして欲しい。

 

山崎:まだまだ成長しないといけないですね。

 

 

社長4年目。分岐点がくるまでは、目標の人に思考を近づける。

 

佐藤:河野さんの目標となる経営者はいますか?

 

 

河野:石田社長が一番。

僕は、相当数の経営者とお会いしているけど、ずば抜けて頭がいい。あと、新しいアイディアを生み出す力が強く、うまくいかなかった時の撤退の仕方がすごい。経営って良い時だけじゃないから、ダメだったら閉じなきゃいけない時って絶対あるの。そういう判断をできることがすごい。

 

山崎:引き際みたいなものですか…?

 

河野:そうそう。中古車屋でこのままじゃまずいと思ったときにアップガレージを興したわけじゃない?ダメだと思ったときのその思考は僕にはなかなかないから、勉強になるしすごいと思う。あとは創業者なのに全然偉そうじゃないところ、フットワークの軽さなど見習うことが多い。

 

社長石田がお兄さんと経営していたアップガレージの前身 中古車売買店オートフリーク

アップガレージ1号店(2019年3月現在 横浜町田総本店の場所にて創業)

 

一生懸命いま思考を近づける努力をしている。

新卒で社会人になったとき、最初によく言われたのが「自分がこの人みたいになりたいと思ったら、セールストークを真似しなさい」。そうするとだんだんその人に近づいていって、どこかのタイミングで分岐点が来る。その人とは人間がちがうので、だんだん自分のものになっていく。

一定のレベルまでは、基本を身につけるまで真似した方がいい。実際にやってきて入社3目くらいから、分岐点に立たさせてもらって。まだ社長4年目。圧倒的な差があることに苦しめられながら努力をしている。だから誰かを真似したほうが良いよ。

 

佐藤:身近な人から?

 

河野:そうそうそう。話し方とか発言とか、いつの間にか似てくるんだよね。そうなってくると、次のステージにいくタイミングなのかも。だいたい若い頃に「俺は俺だから」って言っている営業マンもいたけど、大抵苦労しているよね。天才ですごいやつはいるけど、ほぼ苦労している。

プッシュしてる藤田の真似とかいいかもね。だから今、育てられる店長のところに若手を置くことにしている。

 

山崎:だいぶ、育てられています。

 

河野:うんうん。小売業は日本で人気ないじゃん。でも日本で有名な経営者ってユニクロの柳井さん、ニトリの似鳥さんとか、偉大な方が多い。自分たちが結果を残さなければいけないと思ってる。

 

山崎:河野さんのモチベーションは何ですか?

 

原動力は、恩返し

河野:原動力ていうことでいうと、社会人になってからずっと一緒で「恩返し」。

働き始めた時からそう。親に全て買ってもらい、スポーツさせてもらったり、チャンスを与えてもらったのも親のおかげだし。周辺の先輩のおかげで社会人にならさせてもらった。お客様に育ててもらったり。いろんなことをしてもらったおかげで、今がある。自分で頑張ったことは大したことがなくて周りの人のおかげで、石田社長が拾ってくれたから今があると思っている。

そのおかげで考える力がつき、経験を積ませてもらって判断ができるようになった。

 

その人に恩返しするのではなく、次の世代や誰かにいい影響を与える必要がある。もっと影響力を持ち、山崎に、奈津子に恩返しをするためにもっと頑張らなければいけないと思っている。それが原動力かな。根は、自分勝手だけどね。

 

最後に、この際だから聞いてみたいことなどあればどうぞ!

 

山崎:趣味はなんですか?

 

河野:趣味…なんだろうなあ。読書かなあ。趣味ある?

 

佐藤:家族と山登りです。

 

河野:いいねいいね。山崎は?

 

山崎:映画ですね、一日中観たり。それこそこの前、1人で映画館行って4本観ました。河野さんはどんな本を?

 

河野:4本はすごいね。最近はビジネス系よりも小説。最初は知識を増やすために本とか読んでたんだけど、人間関係が大切になってくると、自分のこれまでの37年間の人生じゃ補えないだけの局面を経験する。小説を読むといろんな人の感情が分かるんだよね。

 

一番好きなのは藤沢周平っていう人。今ちょうど読んでいるのは、イオンの創業者がオカダさんていうんだけど、そのお姉さんの小嶋千鶴子さんのお話。

 

僕ら小売業は仕組みも大切だけどさ、人に動いてもらうこと、一番はお客様に喜んでもらうことが全て。「喜ぶ」って感情じゃない。感情の機微が分からないときつい。どうやったら感情に訴えられるかって自分の経験だけじゃ大したことない。一つの物事でいろんな人の感情を知るために、自分以外の感情を知ることができる。本当に心が荒むと東野圭吾読んだりとかするけどね(笑)

 

山崎:確か前も河野さんにお伺いしたんですけど。すごい量を読むんですよね。

 

河野:常に本 3冊くらいあるからねカバンに。でも今月は10冊読めないからなあ。

情報を取れる30代の月の平均月0.3冊。年収3000万円以上は、9.7冊らしいの。本じゃなくてもアプリからでも情報は取れるから何でも良いんだけどね。ビジネスマンとして価値ある人の給料が高いとすると、それだけ活字を浴びているんだよね。なんでもいいけど、情報をどれだけインプットできるかが重要。

 

山崎:はい。

 

山崎:新しい働き方は、気にしながら働いていたのでしっかり聞けてよかったです。アルバイトのメンバーへも自分から話せそうです。

 

河野:一方で、若い時に誰よりも努力しなければいけないとは思う。誰よりもやったという経験が自信になるし、そこで勝負できる。勉強に効率はないからね。

 

先週サーベイのフィードバックがあって、2人とも成長してるって言われてたよ。けど2人とも、突き抜ける感じがないとは言われてたね。すごいやっちゃうんじゃないかみたいな、爆発感が物足りないと。

 

満足せずに努力し続けよう。人が全てだからさ、頑張っていこう。