2018年8月21日

【今さら聞けない】ジムカーナとは?モータースポーツの楽しみ方 〜初級編〜

ジムカーナーというモータースポーツ競技をご存知でしょうか。

ジムカーナは、1台ずつ走行するため比較的安全性も高く一般に販売されている市販車でも始められる点から、モータースポーツの登竜門と言われることもあるそうです。 

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 今回、全日本学生ジムカーナ選手権へ行ってきました!
 
大会概要
大会名:第30回 鈴鹿市長杯 全日本学生ジムカーナ選手権記念大会
主催:全日本学生自動車連盟
日程:2018年8月18日(土)、19日(日)
会場:三重県 鈴鹿サーキット 国際南コース
 
 そもそもジムカーナって?というクルマ初心者が当日の写真を交えながらジムカーナについてご紹介します。アップガレージの広報 権平です。
 

そもそもジムカーナとは

ジムカーナとは

タイムを競うモータースポーツ競技です。一台ずつ2回に分けて走行し、ベストタイムを競います。パイロンと呼ばれるコーンがレース上に置いてあり、ターンやスラロームなどの走行技術や、タイムロスを防ぐための走行ラインの取り方といった技術が必要です。

 

ジムカーナがモータースポーツの登竜門と言われる3つの理由

・走行時間が短い
一回の走行時間が45秒〜1分30秒程度と短く、オーバーヒートしづらい

・安全性が高い
参加者が一斉にスタートするレース形式ではなく、一台ずつ単独で走る競技形式から他の車両との接触といった走行トラブルが少ない

・一般車両で手軽に始められる
レース専用ではなく一般に販売されている車両で行うことができる

 

ジムカーナを比べてみた

ジムカーナに出場するためには、国内B級ライセンスという免許が必要です。

JAF(日本自動車連盟)の公式レースには、このライセンスを持っていないと出場できません。この国内B級ライセンスひとつを持っていると出場できるのが、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアル、ラリーという4つの競技です。

この4つの競技を簡単に比較してみました。 

ラリーのように、中世の騎士が各地から戦争を始める城へ集結した行動が起源という歴史のあるものから、サーキットトライアルのように近年に始まったものまであり、長く人を魅了しているのがモータースポーツです。
 

全日本ジムカーナの現場レポート

当日の全日本大会の写真と合わせてジムカーナの特徴をご紹介します。
 
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このタイヤを2日間で消耗します。 路面を高速で走る車のタイヤは摩擦熱で溶けてしまいます。タイヤを滑らせたり長時間高速で走ったりするモータースポーツでは特に顕著で、タイヤは勝敗に大きく左右する要素です。
 
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サーキットにはこんなタイヤカスがたくさん落ちています。
 
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少しでも車体の軽量化をはかりスピードを出すためドライバーシートのみに改造された車内。
 
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ジムカーナは2回走行しベストタイムを競います。1回目の走行記録と途中順位が発表された掲示板もありました。
 
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サーキットを走る車両は、万が一横転してしまった時に破片が飛び散らないよう、ヘッドライトに「飛散防止テープ」というビニールテープを貼ります。
また、基本的に牽引フックの装着が義務付けられています。コースから外れてしまった車両を引っ張るためであり、公式戦であれば赤か黄色と定められた専用のものがあります。
 
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軽量化が使命、かつエンジンを消耗してしまうためエアコンは搭載しません。待機時はみんなドアを全開にし、車内温度を下げるため日除けシートをかぶせたりします。
35度以上の猛暑が続いた災害レベルの暑さの影響により、今年は何人も倒れてしまったとのこと。
 
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ダンボールで走行前のドライバーを仰いであげるチームも。
 
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今回の全日本ジムカーナに参加していた学生さんにお話を聞いてみましたが、就職先はやはり自動車関係が圧倒的に多かったです。車・部品・タイヤメーカーなど好きなクルマに少しでも携わりたいという学生がほとんどでした。
 
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 自動車部は運動部。応援団が応援に来ている学校もありました。
ジムカーナの全日本大会は年1回。野球で言えば甲子園にあたる大会です。各大学の自動車部に所属しジムカーナに参戦する学生にとっては晴れの舞台です。
 
 

ジムカーナの見どころ

ジムカーナの見どころは、パイロンを一周するサイドターン。パイロンの周りをいかにコンパクトに周れるかが勝負です。

動画の1回目のターンがサイドターンです。パイロンを倒すとペナルティとしてタイムが加算されます。
 
 

最後に

公式のジムカーナ競技を主催するJAFは、ジムカーナを啓蒙活動の一環としています。

「安全なジムカーナ場であらかじめ練習を積んでいれば、凍結路や雪道の走行において車両がスリップした場合においても、あせらず適切に車体をコントロールすることが出来、事故防止につながる(JAF月刊会員誌)」

とのこと。

モータースポーツがもっと身近に、手の届きやすい競技になると日本を代表するクルマ産業が活性化するだけでなく、クルマが日常に根付く私たちの生活もより過ごしやすい環境になるのかもしれないと感じました。